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2017年5月18日

車と私

 

 

GWはいかがでしたでしょうか、本庄店の坂本雄平です。

先日の水泳レッスン中にふと思い出したことが大切なような

気がするので書いておこうと思います。

私は小学4年生か5年生くらいのころよく書かされる将来の夢は何かという欄に

「車屋さんになる」と書いてました。

同級生と下校途中に通り過ぎる車の名前をどちらが多く言えるか
競い合いながら帰ったりしていました。

現時点で、その小学生の時の夢が叶っている訳です。

 

 

小学5年生くらいの車に興味をもつ少年が憧れる職業の一つに
「自動車整備士」がありました。

父親に「自動車整備士」になりたいと発表したところ、大変だし怪我とかするから
辞めろと一蹴されました笑、当時の父親の意図は不明ですが今でもよく覚えております。

それからじわりじわり少年の心に灯ったかすかな灯火は小さくなり消え去りました、、
(本当に好きならば誰に何を言われようがやっていたと思います)

しかし、紆余曲折を経て現在の職場で営業職として働かせていただいているのです。

 

小学5年生以降、車に対しての思い入れが無くなってしまった青年が
どんな気持ちで自動車を販売、関連サービスの紹介を行っていったらいいかという事を
ここ数日考えており、なんとなくまとまって来たので発表しようと筆を走らせております。

(ここからが本題です)

入社2年目に入り、毎日携わっているので自動車の知識や関連商品、
サービスの知識も以前よりついてきていると思いますし、
なにより自動車の事がだんだん好きになってきております。
まだ自動車愛好家様や諸先輩方のようにまでは情熱を注げる域にはとうてい及びませんが。

正直、大多数の青年と同様に車自体にお金をかけるというより、
その先の何をするかにお金をかける気持ちの方が強いと思います。

 

 

車が私達に提供してくれる「価値」とはいかに。

人や重いものを輸送する手段として馬や牛に引かせ、
「もっと早く遠くへ」と自動車を発明し改良を重ね現在に至ります。
未来に向けて「自動運転車」や「電気、燃料電池自動車」、「ハイパーループ」など
技術革新を伴いながら新しい「乗り物」のありかたが模索されています。

 

 

 

 

 

 

そんななかで私個人の車との記憶や思い出を引っぱりだすと、
小さい頃につれて行ってもらった「新潟の海」や「リゾートマンション」
(正式名は知りませんが湯沢のスキー場近くのマンション)からそろばん塾、
群馬大学医学部付属病院、車酔いする性分でしたので道中あまり良いイメージは
ありませんが、どれも親が我が子を思いながら車をひた走らせる横顔がかすかに
思い出されます。

18歳で自動車教習所へ。同級生達が集い昔話に花をさかせたり、
昔好きだった子に再会し甘酸っぱくなりながらなんとか試験をクリアし晴れて
運転免許証を取得します。

学生時代は初めての一人暮らしをするためデリカスペースギアに無理矢理、家財道具を
詰め込み関越自動車道をひた走り中野区のアパートまで輸送したり、

友人とレンタカーを借り旅行した「屋久島」を一周したり、
山口県「角島」まで行き当たりばったりな旅をしました。
夜中に「海がみたい」と鎌倉まで車を走らせ、富士山に登ろうと満点の星空を眺めながら
麓まで移動し登山をしたり、友人の結婚式で行ったオワフ島巡りなど
沢山の「新しい景色」を車は私に見せてくれました。

 

 

 

 

 

 

社会人になってから(前職は異なる業種の為)
1都6県を馬車馬のように車で駆け巡り、時には悔しさのあまり
ラジオから流れる曲を大声で歌いながら湾岸線を疾走し帰路についた事もありました。
横浜みなとみらいの夜景があんなにどんより見えているのは私だけではないのかというくらい、
ここでも沢山の「新しい景色」が見えたのは運転席からでした。

独りで、友人と、恋人と、家族や子供達と、同僚、部下、上司、取引先と。
晴れの日、曇りの日、雨の日、雪の日。車に同乗する人や季節によって行く場所や
考えることも異なり、見える景色が変わります。

 

 

 

いつも通る同じ道でも希望を抱えているときやふさぎ込んでいるときで見える「景色」が
全く違うと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日常に埋もれてしまう一つ一つの「景色」がその人にとって
未来の自分を形作る為に必要な大切な要素なのだと思います。

私は車が提供する「価値」の一つに人生を果敢に生きながら見るそんな
「新しい景色」のお手伝いをしているのではないかと考えるようになりました。

車にはまだ「新しい景色」を見せてくれる無限の可能性があると最近私は考えております。

これからどんな人の「新しい景色」のお手伝いができるか、
私自身もどんな「新しい景色」を見れるか楽しみで仕方が無いのです。
という事を最近思うようになりましたので発表しておきます。

 

 

 

坂本 雄平
中古車事業部 
坂本雄平