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2026年6月30日

2代目パジェロとは|世界初スーパーセレクト4WD搭載の名車を、新型パジェロ復活を控えた今こそ振り返る

2代目パジェロ

三菱自動車を語るうえで、決して外せない一台が「パジェロ」です。なかでも1991年に登場した2代目(V20/V40系)は、世界初の四輪駆動システムを引っ提げ、当時のRVブームを牽引した立役者でした。

本記事では、この2代目パジェロがどんなクルマだったのかを、装備・技術・モータースポーツでの実績まで振り返ります。あわせて、2026年秋に世界初公開されることが三菱自動車から正式発表された新型パジェロの公式情報にも触れていきます。

※本記事で取り上げる2代目パジェロは現在販売を終了したモデルです。

目次

2代目パジェロとは|1991年デビューの名車

2代目パジェロ 外観

2代目パジェロが発売されたのは1991年1月22日。1982年に誕生した初代から約9年ぶりとなるフルモデルチェンジでした。初代が築いた本格クロスカントリー4WDの素性を受け継ぎつつ、より洗練されたデザインと乗用車に近い快適性を手に入れ、幅広い層から支持を集めました。

ボディタイプは実に多彩で、後席部分がオープンになる2ドアショートの「Jトップ」、3ドアショートの「メタルトップ」、販売の主力となった5ドアロングの「ミッドルーフワゴン」、さらに天井を高めた「キックアップルーフ」が用意されていました。ホイールベースはショートが2,420mm、ロングが2,725mmと、用途に応じて選べる構成です。

外観は初代の角張ったフォルムを残しながら丸みを帯び、内装にはセンター上部に傾斜計・方位計・高度計を組み込んだ3連メーターを配置するなど、本格オフローダーらしさと高級感を見事に両立させていました。

その魅力は数字にも表れています。高価なRV車でありながら、一時は一般の乗用車を抑えて国内の新車月間販売台数1位を獲得。1991年には第12回日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞し、名実ともに時代を象徴する一台となりました。

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本庄店:0495-33-4010/熊谷石原店:048-525-1491/東松山中央店:0493-24-2421

 

世界初「スーパーセレクト4WD」という技術

スーパーセレクト4WD

2代目パジェロの最大の功績は、世界で初めて「スーパーセレクト4WD(SS4)」を搭載したことです。これは、舗装路から本格的な悪路まで、一台で幅広い路面をカバーする画期的な四輪駆動システムでした。

SS4は4つの走行モードを切り替えられます。

  • 2H:後輪のみで駆動し燃費を稼ぐ
  • 4H(フルタイム4WD):前後輪に動力を分けながらビスカスLSD付きセンターデフで滑らかに走る
  • 4HLc:センターデフをロックして悪路で確実に駆動力を伝える
  • 4LLc:副変速機をローギアに入れて急坂や深い泥でも粘る

前後輪のトルク配分は50:50を基本とし、状況に応じて自動で最適化されました。

特筆すべきは、2H(後輪駆動)と4H(フルタイム4WD)の切り替えが、時速100km以下であれば走行中にレバー操作だけで行えたこと。当時の四駆では一度停車してハブを操作する必要があるものも多く、走りながら駆動方式を変えられる手軽さは大きな魅力でした。

さらに、悪路でのブレーキ性能を高める「マルチモードABS」も世界で初めて採用。舗装路と非舗装路でブレーキ制御を切り替えるこの仕組みは、パジェロの走破性を一段引き上げました。

 

パジェロを支えたエンジンたち

2代目パジェロは、ガソリン・ディーゼルともに充実したエンジンラインナップを誇りました。

ガソリンエンジン

6G72型3.0L V6からスタートし、1993年には6G74型3.5L V6を追加。1997年の改良ではこの3.5L V6を「V6エンジンとして世界初」となるGDI(筒内直噴)化し、出力と環境性能を両立させました。

ディーゼルエンジン

4M40型2.8Lインタークーラーターボが主力。1993年の登場時は125psでしたが、1996年に電子制御化されて140psへと進化し、力強いトルクでクロカン四駆らしい走りを支えました。

用途や予算に応じて選べる豊富なエンジンも、パジェロが幅広い層に受け入れられた理由のひとつです。

 

ダカール12勝とパジェロエボリューション

パジェロ ダカールラリー

パジェロの強さを世界に知らしめたのが、過酷なダカールラリーでの活躍です。三菱自動車によれば、パジェロは1983年から参戦し、1985年に日本車として初の総合優勝を達成。その後も勝利を重ね、26回の参戦で前人未踏の7連勝を含む通算12勝を挙げ、「砂漠の王様」と称されました。1997年には篠塚建次郎選手が日本人として初の総合優勝を飾っています。

パジェロ エボリューション(1997年)

パジェロ エボリューション

このラリーでの戦いが生んだ特別なモデルが、1997年10月に登場した「パジェロ エボリューション」です。当時のラリー規定がプロトタイプから市販車改造クラスへ移行したことを受け、競技参加に必要な認証を取得するために生まれたホモロゲーションモデルでした。

メタルトップ・ショートをベースに、新開発の6G74型3.5L V6 DOHC MIVECを搭載。過給機が使えない規定のもと、自然吸気ながら当時の自主規制上限である280psを発揮しました。本格オフロード4WDとして初めて四輪独立懸架を採用するなど、技術の粋を集めた一台です。

生産台数は約2,693台といわれ、現在では希少なコレクターズアイテムとして高い人気を保っています。

パジェロのような本格四駆から、街乗りに便利なSUVまで——三菱車選びのご相談は埼北三菱へ。在庫状況や試乗のご案内も承ります。

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2代目から現行、そして2026年復活の新型パジェロへ

新型パジェロ 2026年復活

2代目パジェロは1999年に日本国内での生産を終え、3代目へとバトンを渡しました。その後、パジェロは4世代にわたり世界170以上の国と地域で累計325万台以上を販売する、三菱自動車を象徴するクロスカントリーSUVへと成長。日本仕様は2019年に、海外向けは2021年に生産を終えました。

状態の良い2代目やエボリューションは、いまもクラシッククロカンとして中古車市場で根強い人気を集めています。

2026年秋、新型パジェロ復活へ

そして2026年5月29日、三菱自動車は新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ」に正式決定し、2026年秋に世界初公開すると発表しました。日本国内では7年ぶりの復活となります。

歴代パジェロが築いてきた本格四駆の系譜が、新たな時代にどう受け継がれるのか——その答えが、まもなく明らかになります。

三菱パジェロの歴史を徹底解説した記事はこちら
新型SUV『デスティネーター』に宿る、三菱の誇り|受け継がれたパジェロのDNAとは

 

歴代パジェロの魅力に触れたあとは

ぜひ最新の三菱車も体感してください。三菱正規ディーラーの埼北三菱は、本庄・熊谷・東松山の3店舗で皆さまのご来店をお待ちしております。試乗・見積もり・中古車のご相談は、最寄りの店舗までお電話ください。

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